販路コーディネート・ストーリー VOL.5
茨城県ひたちなか市 飛田農園の「いずみ13号」専門 太陽のIZUMI

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干し芋通販シリーズ 新ブランド育てる目標を立てる

今回ご紹介するのは、「干し芋」シリーズの第2弾
茨城県ひたちなか市長砂の飛田農園さんがご提供する「太陽のIZUMI」です。

「干し芋」が大好きな私、特に「いずみ13号」と言われる品種の甘さは抜群で忘れられずにいました。
独特のネットリとした舌触りに濃厚で深みのある甘さ・・・
しかし、この品種は栽培が非常に難しく、干し芋生産量が日本一の茨城県ひたちなか市でも生産農家が少ないのが現実です。

その理由は、「いずみ13号」の品種そのものが育ちにくいなど、干し芋農家からも栽培を敬遠される難しさにあります。
品種がもともと丈夫で収穫量も安定し、美味しさもある「紅はるか」が主流になった現在では、わざわざ「いずみ13号」を栽培しようとする農家も当然減って来ます。
これが理由で「いずみ13号」は「幻の干し芋」とまで言われるようになってしまったようです。

しかし、私は「あまいも-Amaimo-」の成功から、次は「いずみ13号」専門の干し芋ショッピングサイトを、ぜひ作りたいという想いが続いていました。

 

「いずみ13号」をもっとメジャーな存在にしたい

そんな思いが続いて約3年程の後、干し芋が特に美味しく出来るという火山灰土壌の茨城県ひたちなか市長砂地区にある「ほしいもの里 飛田農園」の飛田眞澄さんご夫婦と出会います。

飛田さんは、「ひたちなか市」の独特の土壌を生かすため良質の有機堆肥で栽培し土壌の消毒は行いません。
また農薬も雑草を取り除く除草剤を少量程度で、昔ながらの
“土”の力を最大限に活かす芋作りを行っている方です。

この栽培方法と畑の地理的条件が良好で「いずみ13号」を長年に渡って安定して栽培・生産しているのが飛田農園さんでした。

今回も想い考え続けて、行動し続けると会いたい人に出会えるという実体験です。  

 

 

干し芋作りに関しては「博士」と言えるほどの知識と経験を持つ飛田さん
今まで知らなかったことも、いつも詳しく教えて頂いてます。
 

※お知らせ
飛田農園の代表 飛田眞澄さんですが、2022年8月にご逝去されました。
今後は、奥様の飛田俊子さんを中心に引き続き「いずみ13号」をはじめ干し芋作りを続けます。
飛田眞澄さんが残した干し芋加工と栽培の考え方やポリシーを引き継ぎ、さらに品質の高い干し芋作りに励んでおります。

干し芋のイメージをもっと身近に変えてみたい

今回の企画もイメージの一新です。
「黄金、天日干し、甘い、幻、いずみ13号・・・」などなどキーワードがたくさん出て来ました。

そして決定したのが「太陽のIZUMI」

 

 

太陽の恵みを最後まで浴びて完成させる「干し芋」がモチーフになりました。
「干し芋」のイメージとあえてかけ離れたモノにしたのがポイントです。
  

 

 

「いずみ13号」の苗は春に太陽の光を浴びてどんどん成長します。
サラサラとして、水はけ抜群の畑で、太陽の光をたくさん浴びて成長します。

 

 

毎年10月中頃には原料芋の芋掘りが始まります。

ここ数年は秋以降の台風が多く、11月まで収穫作業がずれ込む状況で天候に自ずと関心が向きます。

そして、畑の中からは、土と光と水の栄養をたっぷり吸収した原料芋が次々に顔を出します。
上の写真の原料芋は、「いずみ13号」(白い芋)と「紅はるか」
  

 

 

ちなみに上の画像の白い芋が、「いずみ13号」
他の品種と比べて、小振りなことも特徴です。

そして、原料芋の腐敗を防ぐキュアリング作業を経て、約1か月程度寝かせる糖化作業で甘さが深まるのを待ちます。

「太陽のIZUMI」の深い甘さのポイントは、時間を掛けて乾燥させる「天日干し」でもあります。
しかし、最近は温暖化や異常気象が続いて作業そのものも天候に左右されるため、大きな影響を受けています。

本当に甘さが深まって美味しい時期は、寒さが続く年明け1月中旬以降の干し芋なのです。
しかし、美味しい時期が一番売れる「お歳暮」シーズンとズレてしまうのが悩みのタネでもあります。
  

 

 

黄金色に輝く至極の干し芋を目指す

丸干し芋も平干し芋も、蒸かし立ては、まさに「黄金」です。

この後、天日干しで乾燥が続き、完成の頃は「あめ色」に近くなります。

その後、時間が経過すると色が徐々に黒くなってしまいますが、逆に甘さは深まります。

見た目の色も「黄金」は短い時間です、この辺も「幻」と呼ばれる所以ですね。 

 

 

丸干し芋は出来上がりまで、天日干しで約1か月ほど掛かります。
数もそれほど大量には出来ませんので本当に希少です。

現在では、「干し芋乾燥機」の導入が全盛期です。
しかし、飛田農園さんでは
自然の甘さを引き出すのは「天日干し」だけという信念から、
乾燥機導入後も仕上げの天日干しは欠かさず行っています。

やみくもに生産量を増やすことより「美味しさ」を届けることに主眼を置いています。
そのため、美味しさは本当に申し分ない「甘さ」で、何と表現すれば良いのか?
とても深い甘さで、天然でどうしてこんなに甘いの?という表現がピッタリです。

またいくら甘いと言っても、天然の芋ですから食物繊維がたっぷり。
ダイエットにも糖尿の方にもカロリーを気にせず楽しんで頂けるでしょう!
  

 

 

最近では、「いずみ13号」に加えて人気の高い「シルクスイート」の栽培も増やしています。
もともと焼き芋で人気の品種ですが、「いずみ13号」が元気に育つ畑ですので「シルクスイート」も美味しく育ってくれます。

 「太陽のIZUMI」は規模は小さいです。
しかし、その分「いずみ13号」の干し芋が大好きという方だけに愛されれば良いというくらいの気持ちです。

私自身が大好きな「いずみ13号」、そして愛着のある「太陽のIZUMI」を飛田農園さんと共に全国のお客様に少しづつご紹介して行きたいと考えております。  

 

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