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「自然薯通販」の日本一を目指して
今回、ご紹介するのは地域ブランドの最高級食材として認知されるに至った
茨城県笠間市の特産品 「笠間の自然薯(じねんじょ)」。
その栽培農家が結集した「笠間自然薯研究会」です。
この餅のような粘りと濃厚なとろみ、そして糖度抜群の風味 一度食べると、
ほとんどの方が「また食べたい!」と感想を言ってくれます。
自然薯(じねんじょ)は、日本古来から日本原産の種で学名を「Dioscorea japonica」 (ディオスコレア・ジャポニカ )と言います。 ですから、我々日本人のDNAには最良にしてパーフェクトな栄養を含んだ食材なのかもしれません。
最高品質の自然薯が買える、貴重な存在「笠間自然薯研究会」
茨城県笠間市の自然薯(じねんじょ)を全国に誇れる特産品にしようという志を持った農家が集まり、
2000年(平成12年)に設立され、毎年秋には「品評会」を開催していました。
私は、2008年に大里会長が就任し新体制となったのを機に、トーマス農園の深作さんのご縁もあり、
販売代行&広報担当として参加させて頂いております。
私の幼少時代に「自然薯」と言えば、叔父さんが山菜採りに行った時に見つけられれば年に一回食べられるかどうか?という貴重な山菜のイメージでした。
それが、畑で栽培して一年中食べられると聞いた時に、「なんと素晴らしいことだ!」と感じたことを思い出します。
厳しい栽培基準で自然薯ブランドを維持する
笠間市は栗の栽培が日本一で有名ですが栽培自然薯(じねんじょ)も品質日本一を目指しています。
笠間市は茨城県のほぼ中心に位置し、太平洋型気候で夏は気温と湿度が高く猛暑日が続くことも多く、冬は氷点下の乾燥した厳しい寒さが続くなど、寒暖の差がはっきりしています。
この寒暖の差や日照時間などの条件が絶妙に揃った笠間市は、品質の高い自然薯(じねんじょ)栽培には最も適した地域と言えます。
そして、笠間自然薯研究会では独自の基準を設けて自然薯の(じねんじょ)の品質維持に努めています。
その基準は次の内容です。
・有機肥料100% もともと自然薯(じねんじょ)は、天然自然に自生していますので、当然ながら土壌も自然の状態に近くなければ品質の高い自然薯(じねんじょ)にはなりません。
・長さ、色、形、糖度、など“笠間品質基準”を設定しています。
詳しくはこちらです → 笠間自然薯研究会 規格
化成肥料を使って白く太く、そして粘りの強い自然薯を栽培することも可能です。
しかし、出来る限り「天然自生」の状態に近づけて栽培することが、自然薯が本来持つ栄養素を最大限に引き出すことであると研究会では考えています。
これらの厳しい基準ですので、茨城県の「エコファーマー」は当然取得です。
また、高品質な茨城の食「うまいもんどころ」も35号に認定されています。
続いて、笠間市のブランド農産品である「かさまの粋」にも認定されています。
研究会のメンバーから見ると、当たり前すぎる話なのですが・・・
インターネット通販で全国へPRするのですから、これも宣伝要素になりますね!
有機肥料や減農薬と簡単に言いますが、研究会のメンバーは「無農薬」栽培で天然素材の害虫忌避剤をこまめに散布したり、
試行錯誤の末、数年掛かって有機肥料の土壌を作ったりと、その積み重ねた苦労は一言では言えない重さがあります。
美味しさの裏には、積み重ねた苦労と試行錯誤、そして様々な物語がたくさん詰まっています。
「栽培ノウハウ」の共有が美味しさと品質の高さの大きな秘密
毎年、収穫シーズンを迎える前の9月に各会員の圃場を視察する「圃場見学会」も開催。
栽培状況や作柄を確認し、肥料や圃場作りの情報交換を行います。
この圃場見学で得られた栽培ノウハウを会員同志で共有、毎年栽培品質の向上に大きく貢献しています。
ここが、笠間自然薯研究会の大きな強みでもあり、単独の農家ではなかなか実現不可能なことを可能にします。
そして、ここが美味しさを維持し続ける秘訣でもあります。
メディアへの出演も、これまでに多数の実績があります。
徐々に自然薯(じねんじょ)の認知度が浸透して来ていると感じます。
また引き続き、高級食材のイメージがあるが、実は栄養豊富な身近な野菜ということもお伝えして行きたいです。
自然薯の食べ方も、定番の「とろろご飯」がお薦めですが、工夫次第で美味しさも倍増します!
健康作りには、ストレスなく楽しく美味しく続けることもコツですね!
自然薯のレシピは、「絶品・自然薯料理」でご紹介してます。
そして、毎年11月末頃には品評会に代わって「収穫祭」を開催
その年の新物自然薯をたくさんのお客様にご賞味頂いてもらうイベントを主催してます。
この自然薯、“最高に美味しい”の一言が、一番うれしいです!
しかし、やはり贈っても・貰っても最高なのが「ギフト」としての「自然薯(じねんじょ)」です。
お中元もお歳暮も最高の贈答品になります。
どちらのシーズンも糖度が高く、最高に旨味の出た状態の自然薯を贈ることが出来ます。
色が白く、粘りも強く“縁起物”として引出物や新築祝い、還暦祝い、受験合格祈願、ゴルフコンペの賞品などなど、その他にもたくさんの方々に最高級ギフトとしての評価を頂いて来ました。
それだけでなく、自然薯(じねんじょ)そのものが山菜の王様と呼ばれ、薬効も高いので薬代わりにお買い求め頂く方も多いのが特徴です。
免疫増強、滋養強壮、アンチエイジング、デトックス、生活習慣病対策、血糖改善・・・
これ以上詳しく書きますと「薬機法」(薬事法)に抵触しますので書きませんが、栄養素としても、これ以上ない内容です。
研究会のメンバーも高齢化していますが、自分で作った自然薯(じねんじょ)を常食していますので、健康面の不安は当面なさそうです。
2020年で笠間自然薯研究会の設立から20周年
自然薯(じねんじょ)そのものが、やっと一般的な家庭で食べる野菜になりつつあるという印象です。
そして、「自然薯と言えば茨城県笠間市」という認知度までは、まだ道半ばの発展途上。
ここに「最高級食材」のイメージも付け加えつつ、品質の高さも同時にPRして行くこと
また、自然薯の美味しさや奥深さを、もっとたくさんの方々にお伝えすることが私と研究会の使命だと感じています。